秋祭り (二本松の提灯祭り(二本松市))

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10月は、日本各地で収穫を祝う主格祭など、秋祭りが各地で行われます。

今日は、その中でも福島県(二本松市)で開催される二本松の提灯祭りについて、紹介したいと思います。

毎年10月の第一土・日・月曜日に3日間、開催される。伝統360余年、7台の太鼓台(本町(もとまち)・亀谷町(かめがい)・竹田町・枩岡町(まつおか)・根崎町・若宮町・郭内(かくない))にそれぞれ300個余りの提灯をつけて町内を曳き回します。

祭りのハイライトは初日の宵祭りで、7つの地区から7台の提灯(太鼓台)が市内中心部に集結する。太鼓台を飾る提灯には二本松神社の御神火が灯され、賑やかな祭囃子が響きわたります。

各太鼓台には、地元の職人が作った約300個の提灯が飾られており、1台あたり約1500本のろうそくが使用されており、壮大で幻想的な世界が浮かびあがります。

二日目のメインイベントは神輿渡御(みこしとぎょ)で、朝から午後まで続きます。夕方、太鼓台はそれぞれの地区に戻り、提灯に再び火を灯し、近所を練り歩きます。

最終日、神輿は各地区に戻り、夕方には各地区の2つのグループが合同で練り歩きます。

各太鼓台には、若連(案内役)の動きをリズミカルな合図と拍子木の音で導かれれます。屋根曳きのかしらは、地上から11メートル以上もある太鼓台が電線に引っかからないように監視をしたり、高い位置にあるロウソクを交換したりします。

太鼓台に乗る囃子方は、大太鼓、小太鼓、笛、銅鑼の奏者で構成されれ。大太鼓と笛は若連が、小太鼓と鉦は前座の小若が担当する。7地区のこの独特の音楽は重要無形文化遺産に認定されています。機会があれば、是非、二本松市まで脚を運んでみましょう。